はじめに
最初の1回だけやること
初めてLPを作る前に、以下の3つを準備しておく。一度やれば次からは不要。
1
AIDesigner MCP を Claude Code に接続する
Claude Code のターミナルで以下を実行してセットアップ:
npx -y @aidesigner/agent-skills init
実行後、Claude Code を開いて /mcp コマンドを実行 → aidesigner にサインイン。
サインイン後、/aidesigner コマンドが使えるようになる。
初回のみ必要
2
Unsplash のアカウントを作る(フリープランでOK)
unsplash.com/developers でアカウント登録 → アプリを作成 →
Access Key を取得。
無料プランで月50リクエスト/時間まで使える。LPの背景・内観写真の検索に使う。
取得したキーはメモしておく(Claude に渡すか、自分で管理する)。
院長・症例写真は実写を使うので、必須ではない。背景写真が必要な時だけ。
3
クライアントの素材をフォルダに格納する
LPで使う写真は projects/lp/ の下にクライアント名のフォルダを作ってまとめて入れる。
フォルダ構成の例:
projects/lp/
├── ○○クリニック-lp-v1.html ← LPファイル本体
├── ○○クリニック-lp-v2.html ← 修正版(旧バージョンは消さない)
└── ○○クリニック-assets/ ← 素材フォルダ
├── doctor/
│ └── director.jpg ← 院長写真
├── cases/
│ ├── case-01.jpg ← 症例写真(部位別)
│ ├── case-02.jpg
│ └── ...
└── ogp.jpg ← SNSシェア用サムネイル(1200×630px)
💡
HTMLからの参照は相対パス:src="○○クリニック-assets/doctor/director.jpg" のように書く。/make-lp や AIDesigner に渡す際は「素材は ○○-assets/ に入っています」と伝えると自動でパスを設定してくれる。
準備が終わったら → この順番で進める
01Claude で LP を生成(/make-lp)→ 詳細へ
02デザインを変えたい場合は AIDesigner を使う → 詳細へ
04写真がない場合は フリー素材 で補う → 詳細へ
05迷ったら エージェントにディベートさせる → 詳細へ
Workflow · 01
基本:Claudeで LP を生成する
Claude Code(PC)で /make-lp コマンドを使うのが一番速い。
クライアント情報を渡すだけで完全な1ファイルHTMLが出力される。
1
クライアントから素材・情報を集める
必須:LINE URL、施術名・価格、院長名
あれば:院長写真、症例写真(部位別4枚以上)、モニター情報、FAQ
写真がなければフリー素材で代替可(後述)
2
Claude Code で /make-lp を実行
以下の形式でコマンドを渡す。
Claude Code コマンド例
/make-lp クリニック名: ○○クリニック
施術名: 糸リフト
院長名: ○○先生
症例数: 1,500件以上
LINE URL: https://lin.ee/XXXXX
モニター: あり(Nリフト ¥15,000〜)
料金: Nリフト ¥25,000〜 / アルテミスリフト ¥60,000〜
FAQ: 痛みはありますか?/ダウンタイムは?/バレますか?/持続期間は?
3
出力されたHTMLを projects/lp/ に保存
ファイル名は ○○クリニック-lp-v1.html の形式で保存。
修正が入ったら -v2, -v3 と番号を上げていく。旧バージョンは消さない。
4
写真パス・LINE URL を実際の値に差し替え
テキストエディタで LINE_URL と画像パスを検索して置き換える。
画像は gift-assets/ のような専用フォルダに入れると管理しやすい。
5
公開・URLを共有
ファイルを配置すれば即アクセス可能:
https://lp.grill-dashboard.uk/{ファイル名}.html
Workflow · 02
AIDesigner MCP — デザインをAIに生成させる
Claude に接続している AIDesigner MCP を使うと、プロンプトからHTML/CSSデザインを自動生成できる。
/make-lp との違いは「デザインの自由度」。make-lpは決まった型で速く作れる。AIDesignerはより独自のデザインが出せる。
💡
使い分けの目安:
· make-lp:Gift Clinic v4 と同じクオリティ・同じ型で速く作りたい → こちらを使う
· AIDesigner:デザインを変えたい、クライアントに合わせたオリジナルデザインを作りたい → こちらを使う
1
DESIGN.md を作る(推奨)
クライアントフォルダ(例:projects/design-md/○○クリニック/)に DESIGN.md を作る。
カラー・雰囲気・ターゲット・セクション構成を書いておくと AIDesigner の精度が上がる。
参考:projects/design-md/leap-clinic/DESIGN.md
なくてもコマンドだけで動く。精度を上げたい時に作る。
2
/aidesigner でデザインを生成
Claude Code で実行:
コマンド例
/aidesigner ○○クリニック 糸リフトLP。高級感・医療信頼感。
クリーム×ゴールドカラー。LINE予約導線。モバイルファースト。
3
出力を確認・refine で修正
気に入らない箇所は追加指示で修正できる:
/aidesigner CTAボタンをもっと目立たせて。HEROの文字を大きく。
4
projects/lp/ に保存して公開
生成されたHTMLは .aidesigner/mcp-latest.html に保存される。
内容確認後、LPフォルダにコピーして LINE URL・写真を差し替えて公開。
⚠️
クレジット消費に注意:AIDesigner は1回の生成でクレジットを消費する。まず DESIGN.md や要件を整理してから呼び出す。2〜3回の refine で仕上げる想定で動く。
Workflow · 03
モバイルファーストで作る
LPの閲覧の大半はスマホ経由。にもかかわらず、PCで作るとPC画面で確認しながら進めるため、気づかずPC寄りのデザインになりやすい。
最初からスマホ表示を正として設計することで、完成度が上がる。
📱
なぜモバイルファーストか:美容クリニックへの問い合わせの多くはSNS広告経由で、閲覧デバイスはほぼスマホ。PC版は「スマホ版が自然に広がった結果」として設計すると、ユーザー体験が一貫しやすい。
設計の進め方
1
AIへの指示でモバイルを「主」として指定する
/make-lp や AIDesigner に渡すプロンプトに 「モバイルファースト」「スマホ表示を優先」 と明示する。
指定しないと PC 寄りのレイアウトで生成されやすい。
2
確認は Chrome DevTools のスマホ表示で行う
ブラウザで F12 → 左上のデバイスアイコン → iPhone 14 Pro などを選択。
PC画面での見た目を確認する前に、必ずスマホ表示を先に見る習慣をつける。
これをやるだけで品質が変わる
3
モバイルで先に整えてからPCを調整する
CTAボタンの大きさ・文字サイズ・余白・画像の見え方をスマホで確認・修正してから、PC表示を見て追加調整する順番で進める。
モバイルで特に確認すべきポイント
👆
CTAボタンのタップ領域
最低44px以上の高さを確保。小さすぎると押せない。フローティングCTAは親指が届く下部に配置。
📝
文字サイズ
本文は最低14px以上。12px以下は読めない。キャッチコピーは画面幅に合わせて clamp() で可変にする。
🖼️
HERO画像の見え方
PC用の横長画像をそのまま使うと顔が切れる。モバイルHEROは縦長構図の写真か、フルスクリーン背景画像で使う。
↔️
横スクロールが発生していないか
コンテンツが画面幅をはみ出すと横スクロールが発生する。必ず overflow-x: hidden を確認する。
Assets · 01
フリー素材 API — 写真がない時の代替
院長・症例写真は必ず実写を使う。フリー素材の「医師風写真」は別人が院長に見えるのでNG。
背景・内観・雰囲気写真にフリー素材を使うのはOK。
🖼️
Unsplash(最推奨)
高品質写真が無料。APIキー不要でURLに直埋め。商用OK。
https://source.unsplash.com/1200x800/?clinic,beauty
📸
Pexels API
無料APIキー取得後に使える。キーワード検索で写真を取得。商用OK。
api.pexels.com/v1/search?query=clinic
🎲
Lorem Picsum
URLにサイズを入れるだけ。プロトタイプ・開発中の仮画像専用。
https://picsum.photos/800/600
🤖
AI生成(Midjourney等)
「清潔な白いクリニック内装」などの背景写真をAI生成。人物写真はNG。
⛔
使ってはいけない
・他クリニックの症例写真(著作権違反)
・SNSから拾った画像
・フリー素材の医師風人物写真
・解像度の低い症例写真(ぼやけ)
⚠️
Picsum は公開時に必ず差し替える:ランダムURLは毎回別の写真が出てしまう。公開時は Unsplash 固定ID または実写に変える。
Quality · 01
さらに品質を上げるテクニック
Gift Clinic LP v4 にまだ入っていない実装。優先度順に並んでいる。コードはそのままコピーして使える。
★
Before/After スライダー
症例写真を左右ドラッグで比較するUI。クリニックLPで最も効果的な要素。「ここまで変わるのか」という驚きを演出できる。input[type=range] とCSSだけで実装可能。
優先度 高
★
スクロールアニメーション
セクションが画面に入った瞬間にフェードインする演出。ライブラリ不要・純粋なJSで実装。「滑らかに出てくる感」だけで高級感が上がる。
優先度 高
2
OGP タグ(SNSシェア最適化)
LINEやInstagramでURLをシェアした時にサムネイルと説明文が出るようにする設定。6行追加するだけ。
優先度 中
2
構造化データ(JSON-LD)
Google検索結果にクリニックの住所・電話番号・営業時間を出す設定。LocalBusiness スキーマを追加するだけ。
優先度 中
3
動画背景 HERO
院内の雰囲気動画をHEROに流す。素材があれば空気感を伝えられる。必ず autoplay muted loop playsinline を設定する。
優先度 低(素材がある場合のみ)
コピーして使えるスニペット
/* CSS: アニメーションさせたい要素に class="fade-in" を付ける */
.fade-in { opacity:0; transform:translateY(24px); transition:opacity 0.7s ease, transform 0.7s ease; }
.fade-in.visible { opacity:1; transform:translateY(0); }
/* HTML */
<section class="fade-in">...</section>
/* JS: bodyの閉じタグ前に追加 */
const obs = new IntersectionObserver(
entries => entries.forEach(e => {
if (e.isIntersecting) { e.target.classList.add('visible'); obs.unobserve(e.target); }
}),
{ threshold: 0.15 }
);
document.querySelectorAll('.fade-in').forEach(el => obs.observe(el));
<!-- HTML -->
<div class="ba">
<img class="ba-after" src="after.jpg" alt="施術後"/>
<div class="ba-before-wrap"><img src="before.jpg" alt="施術前"/></div>
<input type="range" class="ba-slider" min="0" max="100" value="50"/>
</div>
/* CSS */
.ba { position:relative; overflow:hidden; border-radius:12px; user-select:none; }
.ba-after { display:block; width:100%; height:auto; }
.ba-before-wrap { position:absolute; inset:0; overflow:hidden; width:50%; }
.ba-before-wrap img { position:absolute; inset:0; width:100%; height:100%; object-fit:cover; }
.ba-slider { position:absolute; inset:0; opacity:0; cursor:col-resize; width:100%; height:100%; margin:0; }
/* JS */
document.querySelectorAll('.ba-slider').forEach(s =>
s.addEventListener('input', () => s.previousElementSibling.style.width = s.value + '%')
);
<meta property="og:title" content="○○クリニック|糸リフト専門"/>
<meta property="og:description" content="糸リフト2,000件以上。無料カウンセリング受付中。"/>
<meta property="og:image" content="https://lp.grill-dashboard.uk/○○/ogp.jpg"/>
<meta property="og:url" content="https://lp.grill-dashboard.uk/○○-lp-v1.html"/>
<meta property="og:type" content="website"/>
<meta name="twitter:card" content="summary_large_image"/>
Quality · 02
エージェント同士をディベートさせる
1人のAIに「良いLPを作って」と頼むより、異なる立場のエージェント同士に議論させて最終判断を引き出す方が質が上がる。
自分では気づかない盲点が炙り出されやすく、コピー・構成・デザインの判断に使える。
💡
基本の型:「AはXを主張。BはYを主張。議論して結論を出してください。」
役割・主張・結論の出し方の3点を指定すると精度が上がる。
登場するエージェント
以下のエージェントは Grill のシステムに定義済み。ディベートプロンプトでそのまま名前で呼べる。
Kate(コピーライター)
CVR最大化のコピー専門家。「伝わらなければ存在しないのと同じ」。医療広告ガイドラインを熟知した上でギリギリの表現を探る。
Lily(クリエイティブディレクター)
「見た目が9割」「ファーストビューで勝負が決まる」。感性とデータの両方でクリエイティブを判断するCD。
Amy(UIデザイナー)
「足すな、引け」のミニマリスト。ピクセルパーフェクトにこだわり、ユーザーの認知負荷を下げることに集中する。
Noah(データアナリスト)
数字と根拠で語る。感覚論を嫌い、CVR・CTR・滞在時間などの指標から判断する。
ディベートプロンプト例
ケース 1 — キャッチコピーをどちらにするか迷っている時
以下の2案について、Kate(コピーライター)と Noah(データアナリスト)の立場でディベートしてください。
【案A】「それ、糸リフトで変わります。」
【案B】「2,000件の実績が、あなたの不安を解消します。」
Kate:コピーとして「刺さる」かどうかの観点で案を評価・主張
Noah:CVRデータ・心理学的根拠から優劣を論じる
最後に Lily(クリエイティブディレクター)が両者の意見を聞いて最終判断を下してください。
ターゲット:30〜50代女性。SNS広告経由でLPに流入してくる。
ケース 2 — 価格をどこで出すか迷っている時
美容クリニックLPで「価格をどこで最初に見せるか」について議論してください。
【Lily の立場】:HEROの直下(告知バー)で先に価格を出すべき。安さがフックになる。
【Amy の立場】:先に症例・院長・信頼を積み上げてから価格を出すべき。安売り感が出る。
それぞれの立場で主張した後、以下の条件でどちらが正しいか結論を出してください。
・施術:糸リフト(Nリフト ¥11,000〜モニター価格)
・ターゲット:価格に敏感だが品質も気にする30代女性
・流入元:Meta広告(CPC型)
ケース 3 — CTAボタンのコピーを最適化したい時
LPのメインCTAボタンのテキストについて、3人で議論してください。
現在のCTA:「LINEで無料相談・予約」
Kate:CVRを上げるためのコピー改善案を3つ提示して根拠を説明する
Amy :ボタンのUX(文字数・読みやすさ・行動の明確さ)の観点で評価する
Noah:A/Bテストの観点で「どれが勝ちやすいか」を仮説立てする
議論の後、最も勝率が高いと思われるCTAを1つ選んで理由を述べてください。
ケース 4 — セクション構成の優先順位を決めたい時
新しいクリニックLP(糸リフト専門、症例2,000件、銀座)の構成について議論してください。
Lily の案:HERO → 症例写真 → 料金 → 院長 → FAQ → CTA
Kate の案:HERO → 院長 → 症例写真 → 料金 → FAQ → CTA
それぞれの案の「なぜその順番なのか」を議論させ、ユーザーの心理フロー(信頼→興味→行動)の観点で最適な構成を決めてください。
なお流入元はInstagram広告で、ユーザーはブランドを知らない状態でLPに入ってきます。
ケース 5 — LPのクオリティを総合的にレビューさせたい時
以下のLPをそれぞれの専門視点でレビューしてください。
[LPのHTMLまたはURLをここに貼る]
Kate :コピー(キャッチ・CTA・マイクロコピー)の改善点を指摘
Amy :UIデザイン(余白・文字サイズ・タップ領域・視線誘導)の改善点を指摘
Noah :CVRを下げている可能性がある箇所を数値根拠付きで指摘
Lily :全体のクリエイティブ方針として「このLPは勝てるか」を総評
最後に優先度順(高・中・低)で改善リストを出してください。
💡
ディベートを活かすコツ:「どちらが正しいか答えを出してください」まで書くのが重要。議論だけで終わらせると結論が曖昧になる。最終判断を下すエージェントを1人指名しておくと締まりがよい。
Pre-Launch
公開前チェックリスト
- 全CTAのLINE URLが正しい — ヘッダー・HERO・ファイナルCTA・フローティングの全箇所
- モバイルで全CTAがタップできる — Chrome DevTools でiPhoneサイズ確認
- フローティングCTAが出てくる — スクロール後に下部に固定CTAが表示されるか
- 症例カルーセルがスワイプできる — 横スクロールが動作するか
- FAQ がアコーディオンで開閉する — 全項目タップして確認
- 画像が全部表示されている — 404エラーになっている画像がないか
- Picsum のままになっていない — 開発用の仮画像が残っていないか
Grill Inc. · LP制作ガイド v2.0 · 2026-04
原型: Gift Clinic 銀座 LP v4